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【チューブの長さってどうやって選ぶ?】

オーボエを吹く人たち(私も含めて)にとってリードのチューブ選びって永遠のテーマですよね。メーカーも長さも形状も様々、そして「1mm」の違いが吹き心地を大きく変えてしまうからこそ、迷ってしまう方も多いと思います。

今回は、チューブの「長さ」にテーマを絞って長さを選ぶ際のポイント、迷った時に大切にしてほしい「感覚」についてお話ししましょう。ちなみに、今吹いているリードとチューブの長さで音程に違和感を感じない、という方々はこの記事は読む必要はないと思います!あなたに合うサイズのものがあって良かった!と思ってください。お話を戻しましょう。

基本の考え方:長さと音程の関係

まずは、標準的な知識として持っておきたいのがチューブの長さと音程の関係です。「短いチューブが音程が上がりやすくなる」「長いチューブは音程が下がりやすくなる」基本的にはこのルールのようなものが成り立ちます。しかし、実際に吹いてみると「そうではない場合」も出てくる事があります。

「47mmチューブで作るリードのほうが46mmチューブで作るリードよりも音程が高めに取れて吹きやすい」こういうケースもあります。そこでセオリーと違うじゃないか!となるのがこのお話の目的ではありません(おそらく、リードのどの位置に息の焦点を当てるかが関係してくるのかなとは思いますが確信は無いのでこれ以上は書きません)。長めのチューブのほうが音程が高く取れて吹きやすい、ここまでの結論が出ているならば、全く迷う必要はありません。

問題は、46mmか47mmか、もしくは45mmか46mmか、、、どちらを吹いてもそこまでの顕著な音程の差が無いように感じる、どちらにするか迷ってしまう。そんな時何を基準に選べば良いのか、という事です。

答えはシンプルです。「自分の感覚」を最優先することだと私は思います。

「一般的にはこう言われている」あるいは「このメーカーの楽器にはこのチューブの長さが定番だから」というものは目安の一つとして大事ではありますが、それよりも、、迷った時はあなたがどう感じるかが最も重要なのです。

しっくりくる」という心地よい感覚

選ぶ時のポイントとして次のことをご自身に問いかけてみてください。「楽器、リード、そして自分の体が一体となって、一番響き合っている、振動がしっかりと感じられるのはどちらか」

「なんとなくこっちのほうが楽に振動している気がする」「なんとなくこっちのほうが楽器もしっかり振動している気がする」「こっちのほうが自分の体に馴染んでいる気がする」という曖昧な表現で構いません。そしてこの印象、直感があなたにとって最も重要な判断基準になります。繰り返しますが、あくまで「普通に吹いて音程は安定している」と判断した先の話です。

ちなみに私の場合は:

私は、もう長いこと45mmチューブを使用しています。少し短めのチューブです。楽器が変わってもずっとこの長さです。一般的には少しだけ珍しい選択(マイノリティ)かもしれませんが、私にとっては「45mmチューブでリードの全長を70mmにする」というバランスが、一番しっくりきて自然に響いてくれるのです。自分が良いと感じる感覚を信じて選んだ結果、今のスタイルに落ち着きました。

自分の感性、感覚、何となくの印象を大切にしてみてください。「標準的な音程のルールは知っておく」「迷ったら、体全体が響く感覚を重視する」「吹きやすいという直感を信じる」

自分が一番納得して心地よくオーボエが演奏できる、そんなチューブが見つかるといいですよね。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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