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今思うこと(コンサートについてなど)

前回の記事からまたもや時間が空いてしまいました。日々のオーボエリード製作に追われ、6月は色々な本番が続いたこともあり、、、まさに「あっ」という間に過ぎ去りました。梅雨の真っ只中で蒸し暑い日が続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。今回は、アトリエコンサートから時間が空いてしまったこともあり、今の心境やコンサートに対しての自分の思いなどを綴ってみようと思います。

5月に行ったアトリエコンサートは、ドイツ・デトモルトで長年お世話になった大家さんのナイさんとの旅をもとにして構成したものでした。風景の写真をふんだんに使い、印象派の絵画などにも触れました。旅の思い出をコンサート形式にして表現したもので、私にとっても特別な企画でした。全てにおいて支えてくれた方達には感謝してもしきれません。自分一人では決してできないことです。

私にとって本当に大きなイベントでしたので、そこまでに費やした体力、労力、時間、精神力は相当なものでした。コンサートが終わってしばらくはもぬけの殻状態でした。それだけやり切ったという満足感がありましたが、同時に消耗する部分も多くありました。

いつもは、本番が終わると「次は何をしようかな」と考えるのですが、今回は「唯一無二のものだった」という満足感と同時に「全て出し切ってしまった」という喪失感が混ざったような複雑な感覚を持ちました。それだけ自分の思いが詰まりすぎていたのかもしれません。ちょっとした燃え尽き症候群のような状態かもしれません。

本当は、定期的にアトリエコンサートを企画して、応援してくださっている皆様の期待に応えたい所なのですが、、、。本当に自分のやりたいこと、皆様にも喜んでもらえること、共演者や支えてくれる人たちにも「やってよかった」と思ってもらえること、、、。そう考えるとなかなか思考が進まない状態です。焦る気持ちもありますが、いい加減なパフォーマンスをしても全く意味がありません。機が熟すまでもうしばらく時間が必要なようです。

今回は、ほぼ何の役にも立たない記事になってしまいました。次回からは気を取り直して、オーボエに関すること、リードに関することを再びお話ししていこうと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます。