リードのみのピーピー音、ピープセンについてこのブログでは何度も書いてきました。先日、本間州さんのYouTubeLIVEトークで「オーボエあるあるの難しいことがこのピープセンで解決していく」ことをお話ししました。まだご覧になっていない方はぜひこちらを観てください。
全部観るのは長いという方は47分頃からの「おさらい版」を観ていただくと大体わかります。
さて、今回はそのピープセンから一歩先に話を進めたいと思います。動画の内容は「取りにくい音程などをピープセンを活用して解決していく」というものですが、意識を口だけでなく自分の体の他の部分にも向けてみましょう。そして今回は「力を込めることと力を抜くこと」についてです。

ピープセンを行う時に重要なのは「無理のないポジションで一定の音の高さを鳴らせる」ということです。「リードをくわえる(支える)形を保つための力(筋力)」が必ず必要になり、そのためにはある程度の「力を込め」なければいけません。

ピープセンを通してリードを支えるアンブシュアを保つ筋力、この部分に力を込めるということは、言ってみればそれ以外の部位は力を抜くことができます。それは、変に意識してしまう腹筋であり指や腕に不必要に込められた力です。これらの部位に「変な力」がかかると演奏の自由度が失われよけいに苦しくなってしまいます。大事な箇所に意識を集め、それ以外のところは「あまり気にしない= 力を抜く」、とても大事なことです。

文字で書くのは簡単、実際に行うのが難しい...よくわかります。が、知った上で意識しておく、頭の隅に置いておくだけでも全く知らずにいるよりは良いと思うのです。
今日はこの辺で。最後まで読んでくださってありがとうございます。
Viel Spass und Freude! 音楽に楽しみと喜びを★