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【湿度が高くなった時にリードは】

お客様からいただいたご質問と、それに対する私の考えをお話しするコーナーです。ご質問は「湿度が高くなってきたらリードを水に浸ける時間は変える必要があるか」というものです。

私の答えは「夏でも冬でも湿度が高くても低くても、吹く前にリードを水に浸ける時間を変えることはしない。いつもは5分程度、たとえ忘れていて少し長めに浸けておいても問題ない。少し開き気味になったのだとしたら、ピープセンで開きを再び落ち着かせれば良い」というのもです。

「何分水に浸ければ良いか」ということよりも、吹いている時の適度な開きをできるだけ吹いていない時も保ってあげることが大事です。言い換えれば、吹いていない時のリードの開きの状態を激変させてしまうのを避けるということです。通気性のあるリードケースならば、冬場は開けっぱなしにしないほうが良いでしょう。理由は乾燥してすぐにぺたんこになってしまうからです。そしてまた水に浸けて膨らませて吹く、また乾燥してぺたんこに、、、この開きの激変がリードを早く劣化させてしまう原因になります。

梅雨などの時期でもリードケースは開けっぱなしにしないほうが良いでしょう。ただし、ケースにしまうときにはリードの水滴、水分をしっかりと吹き飛ばしてあげることが大事です。吹いている時の適度な良い開きをできるだけ吹いていない時も保ってあげること、これがリードの機能を長持ちさせることに繋がります。

参考になれば幸いです。このブログで取り上げてほしいテーマやご質問などありましたら「お問い合わせ」からメッセージをお送りください。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。Viel Spass und Freude am musizieren! 音楽に楽しみと喜びを★